実在のカルロスに近い主役

「カルロス役の主演俳優エドガー・ラミレスってどんな役者?」

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この『カルロス』での主役大抜擢、抜群の役作りと好演によって、一躍世界で評価され有名になった主演俳優エドガー・ラミレス。ここでは、この役者
がどのような役者で、どういう経緯でこのカルロス役に抜擢されたのかを探っていきたいと思います。

(1)カルロスと同じベネズエラ人

エドガー・ラミレス1977年生まれのベネスエラ人です。
カルロスと同じ首都カラカスの出身で、父親が駐在武官だったおかげで小さい頃は色々な土地に移り住んで育っています。
語学も堪能で、母国語のスペイン語の他にも、英語をはじめ、フランス語、ドイツ語、イタリア語と五か国語を話しわけることができる秀才です。

ラミレスは大学ではジャーナリズムを専攻しましたがジャーナリストにはならず、2002年から母国のベネズエラで俳優になり、テレビや映画の仕事を始めます。
やがて、2005年からはハリウッドでも仕事ができるようになり、キャリアを積んでいました。

(2)カルロス役(主演)の抜擢に至る経緯

『カルロス』の主役を探すにあたって、監督のオリヴィエ・アサイヤスはこう言ったと伝えられています。
「カルロスと同じベネズエラ生まれで、顔がカルロスに似てること。あと、四か国語が話せること。あと、カリスマ性があること。
あと、演技力が高いこと。あと、ギャラの関係もあるから、無名なこと!」

ものすごく虫のよい要求で(笑)、監督自身も「そんな都合いい奴、いるわけないよな(笑)」と内心いぶかりながら探していたそうです。

でも、そういう奇跡のような適材が監督の前に現れることになります。
それがラミレスでした。

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アサイヤス監督は「実際にエドガーと会った時、まるでカルロスが目の前にいるようだった」と述懐しています。

(3)まさに怪演

ラミレスのカルロスの演技と役作りは本当に素晴らしく、監督が思わず言った通りに、「実際のカルロスもこんな男だろう」と迷わず鑑賞者に思わせてしまうほどの説得力のある演技です。
ギラギラした引き締まった「革命戦士」の時代から、かなりだらしなく体形の崩れたメタボリックな中年男の時代まで、見事に役作りして演じ切っています。

ラミレスはこのカルロス役で各方面から非常に高い評価を得て、様々な賞も受賞し、無名から有名俳優になりました。